会社で足を痛めただけなのに
こんにちは、A汰です。
会社で大変なケガをしたら労災になるわけですが、そんなに騒ぐほどでもないことってありますよね。
ちょっと書類で指先を切ってしまった、デスクを離れるときに膝を打ったなど、痛いっちゃ痛いですけど、労災だろーっ!ってわざわざ騒ぐ人なんて少ないと思います。
もちろん僕だってありますよ。
これくらいなら今日は大丈夫だろう、そう思ってました。
しかし、なぜか会社の偉い人が僕を放っておかず会議沙汰になった話があります。
ちょっと聞いてください。
ケガっていうほど大げさなものではなかった
過去の記事で何度か話してますが、僕がいたのはブラック物流会社で職場は倉庫内。
ちょっと想像してもらいたいのですが、倉庫ってとっても広いんですよ。
フロアは3Fまであって、僕は3Fの一部を担当してました。
そしてプリンターは1Fに1台しかありません。
「普通」という人それぞれの価値観を押し付けるわけではないが、普通は各フロアに1台だろ!?
しかも使用頻度が超高い。
商品リスト、作業予定表など挙げ出したらキリがない印刷物が日々大量にあるわけなんです。
それを1時間、いや30分ごとにプリント作業が必要になるたびに1Fに降りないといけないという軽いトライアスロンのような感じ。
さすがにちょっとアレなので、プリンターを置いてくれと、入社してから現場責任者に毎日訴えていましたがスルー。
非効率が長時間労働を生んでることに気がつかないのもブラック企業の特徴ですね。
3Fと1Fを毎日短時間往復してると、ある日靴ズレを起こして右アキレス腱あたりの皮膚が削れ落ちまして。
こうなっては自分の歩き方を変えないと傷口に毎回靴が当たって痛いんですよね。
かといって変態みたいな歩き方は嫌ですから、色々と痛くない歩き方を試行錯誤しないといけないんですよ。
しっくりした歩き方が分かった結果、少し右足のかかとを引きずるフォームになっちゃいました。
安全衛生会議にて
暇なのか、誰からも相手されていないのか分かりませんけど、職場にはよく会社のエライ人が偵察にきます。
たまたま僕の姿を目にしたのだと思いますが、その日の会議に出席した上司を通して、現場責任者からこんな話を聞きました。
「安全靴をきちんと履いておらず、靴を擦って歩いているみっともない奴がいるので正せって話があったよ。」
とのことでした。
僕は「あのね!前からプリンター置いてくれって言うてますよね?毎日毎日無駄なプリント作業のおかげで3Fと1Fを往復しとるんですわ!そのせいで足痛めたんですけどねえぇ!」
久々に大声でヒートアップした日でした。
現場責任者「はっはっは(笑)ごめんごめん、上に言うとくからさ」
ブラック企業で本気の訴えをすることは、人を笑わす効果があるらしい。
終日僕が不機嫌だったのは言うまでもない。
最後に
僕が変態みたいな歩き方?をしたことによって、結果的には1週間後にプリンターが置かれました。
今の日本にどれだけのブラック企業があるかわからないけど、僕レベルの訴え方をして初めて考え方が聞き入れられるもんです。
これがブラック企業です。
ブラック企業がおっかしーのは当たり前ですが、決してヒートアップはしないほうがいいですね。